本ページは広告を含みます執筆:株式会社たま(関東運輸局長認証工場)(神奈川県二宮町)
このサイトは「自分で持ち込めば法定費用だけで済む」と、どのページにも書いています。それは本当です。だからこそ、整備工場の側から、行く前に知っておいてほしいことを先に書きます。止めたいのではなく、分かったうえで選んでほしいからです。
車検で見ているのは「その日、その場で、他人に迷惑をかけない最低限の状態か」です。ブレーキが効くか、ライトが基準の向きで光るか、排ガスが基準内か、タイヤの溝があるか。それだけです。次の2年間もつかどうかは、誰も見ていません。
整備をしないまま通せば、法定費用は安く済みます。でも車の状態は、検査場に入る前と何も変わっていません。ブレーキパッドが残り2mmでも、バッテリーが弱っていても、ブーツにひびが入りかけていても、その日通れば合格です。
検査で落ちると、検査員は不適合の箇所を教えてくれます。ただ、直してくれるわけではありません。
結果として、整備工場に最初から頼んだ場合と大差ない金額を、時間を余分に使って払う人が一定数います。
落ちる理由の多くは、目で見て分かるものではありません。光軸が何cmずれているか、タイヤの向きが1m走って何mm横にずれるか、排ガスのCOとHCが基準の何倍か。検査場の掲示板に数字は出ますが、原因がどこにあって、何を触れば直るかは、数字からは分かりません。そこを知っているのが整備士の仕事です。
ここは整備工場として正直に書きます。整備工場で点検して整備しても、壊れるときは壊れます。人間の体と同じで、点検は「今分かる範囲の異常を見つける」ものです。コンピューターの基板のはんだ1か所が浮いているかどうかを、顕微鏡で1つずつ見ているわけではありません。
整備は「壊れる確率を下げる」もので、「壊れない保証」ではない。だから「整備工場に頼んだのに壊れた」と言われると、工場の側は苦しい。でも「点検していれば見つかったはずの異常」で出先で止まるのは、点検した車のほうが確実に少ない。それだけの話です。
| ユーザー車検が向いている | 整備工場と一緒に受けたほうがいい |
|---|---|
| 車の状態を自分で把握している(ブレーキの残量、タイヤの溝、油脂の漏れを自分で見られる) | 車検を「車の健康診断」だと思っている |
| 24か月点検を別に受けている、または自分でできる | 点検は車検のときにまとめて済ませたい |
| 平日に半日〜1日、検査場に行く時間がある。落ちてももう1日使える | 休みが取りにくい。1回で終わらせたい |
| 光軸・サイドスリップで落ちたときの対処(テスター屋)を知っている | 落ちたときにどうすればいいか分からない |
| 年式が新しく、前回の車検からの整備記録がある | 13年超、走行距離が多い、前回の整備内容を覚えていない |
右側に当てはまる人は、法定費用に基本料を足してでも、点検と一緒に受けたほうが結果的に安くつくことが多いです。24か月定期点検は法律上の義務でもあります。
法定費用は 車台番号で照会 すれば1円単位で分かります。受ける時期は 受検タイミング計算機 で。